裁判員をしている間は家に帰れない?

実際に裁判員に選ばれた人から、よく最初に尋ねられる質問があります。

「裁判員をしている間は、家に帰れないんですか?」という質問です。

たしかに、戦前におこなわれていた陪審裁判の時代には、裁判所の近くに陪審員のための宿泊施設がつくられ、陪審員は裁判が終わるまではそこで生活していたそうです。

でも新たに始まった裁判員制度では、そのような形式を取ることはなくなりました。

裁判が一日で終わらず何日も続く場合には、裁判員は毎日家に帰ることができます。

ただし、家があまりにも遠くて裁判所に通うのが困難だという人には、近くのホテルに泊まってもらい、その間の宿泊費が日当とは別途支給されることになります。

裁判員裁判は、どんなに長くても通常5日以内とされています。

また、公判に費やされる時間は、一日当たり約5時間です。

裁判員制度が実際に始まる前に、最高裁判所が国民からアンケートをとったところ、「裁判員裁判にかかる日数が3日以内なら参加できる」と考える人が、半数以上だったそうです。

そのことから考えると、5日という日数は多くの人にとって長すぎるかもしれません。

しかし、人の一生を決める場であることを思えば、やはり相当の時間をかける必要はあるでしょう。